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キッズ・ユニバーシティを実施

 4月22日,今年も,科学技術週間のイベント「筑波大学 キッズ・ユニバーシティ」を実施しました。「科学の面白さや大学の魅力を体験してもらうこと」を目的とした,特別授業,体験教室,工作教室,観察ツアー等,盛りだくさんのイベントです。天候にも恵まれ,数多くの子どもたちや保護者,そしておとなが訪れました。2012年から毎年配布している「学生証」(有効期限は筑波大学に入学するまで)は今年も好評でした。

【一部企画の紹介】

A 特別授業:本物のチャンピオンになってほしい(体育系 渡部 厚一 准教授)

B 特別授業:南極の望遠鏡で宇宙を探る(数理物質系 新田 冬夢 助教)
いつも大学生が講義を受けている階段教室で,本学の教員が授業を行いました。何年も前のオリンピックでとったメダルが取り消されたというニュースをときどき聞きます。禁止されていた薬物が後で見つかったというドーピング違反がその理由です。そのドーピングってなんなのでしょう。ロンドンオリンピック柔道の銀メダリスト平岡拓晃さんも交えてトークが盛り上がりました。南極と宇宙,どこで結びつくのでしょう。地球上でいちばん乾燥している場所が南極の高地で,そこだといろいろな電波が観察できるという話に,みなさん納得しました。南極望遠鏡建設の夢が早く実現するといいですね。

C 3Dナノワールド 小さな生き物たちの世界 3Dドームシアター上映会!
ロビーに大きなエアドームを設営し,ナノの世界の「人工的な生き物」のシミュレーションを立体映像で投影しました。

D タッチプールで海の生き物にさわって,生き物を学ぼう!
下田臨海実験センターから運んできた海の生き物にタッチしたり,顕微鏡で小さな生き物の観察をしました。

E きみどり散歩〈虫の観察会〉(生命環境系 澤村 京一 准教授)
午前と午後の2回,今年も澤村隊長と学生隊員のガイドでキャンパス内の昆虫を観察しました。捕虫網を振り回しながら草原を駆け回り,モンシロチョウ,モンキチョウ,ベニシジミ,ナナホシテントウ,カナヘビなどを捕まえました。5月20日に開催予定の国際植物の日筑波大学イベント「みどり散歩」では,植物観察会を実施します。

F 筑波大学地底探検ツアー2017
昨年の第1回の好評に応え,今年も開催しました。春日エリアを除くすべての建物を地下でつなぐ全長約14kmの巨大な共同溝のほんの一部を,ヘルメットをかぶって探検しました。縁の下の力持ちという言葉を,みなさん実感したことでしょう。

D 科学あそびラボ
学生のサイエンスコミュニケーショングループSCOUTが企画する科学あそびやサイエンスショー。
本学の科学技術週間イベントの特徴は,総合大学の特徴を活かした専門性と幅の広さです。来年の科学技術週間も,ぜひ本学のイベント「キッズ・ユニバーシティ」にご参加ください。



筑波大学地底探検ツアー。今年初めての試みで,建物地下の巨大な空間を探検しました。



下田の海で取れた生きものを選んで顕微鏡で観察しました。



科学遊びラボ,今年は空気を見るための新兵器も登場。



本物のチャンピオン平岡拓晃さんに質問。



銀河誕生の謎を探る望遠鏡の話。
創基151年筑波大学開学50周年記念事業
創基151年筑波大学開学50周年記念事業