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筑波大学GFEST生がインテル国際学生科学技術フェア(Intel ISEF)で優等賞2等を受賞

世界75以上の国と地域の約700万人から選ばれた約1,700人の高校生が参加し,アメリカ合衆国(カリフォルニア州ロサンゼルス)で5月14日から19日にかけて開催された「インテル国際学生科学技術フェア(Intel ISEF)2017」に日本代表として出場した,「未来を創る科学技術人材育成プログラム 筑波大学GFEST」に所属する田渕宏太朗(たぶち・こうたろう)さん(南山高等学校男子部3年生)が,機械工学部門で優秀賞2等を受賞しました。

筑波大学GFESTは,全国の中・高校生を対象に,科学研究に対する強い関心と熱意,自主的探究能力と科学的思考力を持ち,高度で挑戦的な課題の発見と解決をめざす未来の科学者の育成を目標としたプロジェクトです。受講生1名に本学の教員1名と大学院生1名の計2名が専属で指導にあたります。

田渕さんは,筑波大学GFESTの受講生として数理物質系吉田恭助教の指導の下,4年間にわたり,ファンプロペラの効率を上げる方法について研究してきました。その過程で,プロペラの羽の表面に細い溝をつけることで,プロペラが生み出す風量がかわるのではないかという仮説を立て,様々な可視化実験を試み,その効果を実証しました。今回のISEF2017では,その研究データをまとめ,「Single and Simple Groove Addition Improves Propeller Efficiency(一つのシンプルな溝の加工がプロペラの効率を上げる)」というテーマで発表を行い,その研究成果が高く評価されました。

筑波大学GFESTは,優れた「科学者の卵」を育む活動を今後も力強く推進していきます。

創基151年筑波大学開学50周年記念事業
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