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「記憶の継承と言語」プロジェクトによる「核のない世界の実現」のための若い世代へ向けた取り組み「10年後、被爆体験を語る若者へ。米国の平和活動家が語りかける。」開催!

国立大学法人筑波大学人文社会国際比較研究機構(ICR)の「記憶の継承と言語」研究プロジェクトは、被爆者の「記憶」を若い世代が確実に共有、継承し、「核のない世界」を実現する取り組みの一環として、アメリカ人平和教育家と被爆者のコラボレーションによる東京と京都での連続講演とワークショップ実施のため、2017年8月9日(水)17時よりクラウドファンディングのプロジェクトを開始いたしました。本プロジェクトは、寄附型クラウドファンディングサービス「Readyfor Charity」を活用し、10月10日(火)23時までに目標金額300万円の達成を目指します。
(プロジェクトページURL:https://readyfor.jp/projects/13529



プロジェクト内容

2017年7月7日、核兵器廃絶への世界的な活動が「核兵器禁止条約」の国連での採決として結実しました。しかし、核保有国の不参加、北朝鮮の核開発への暴走等を見る限り、核兵器廃絶への道のりは厳しさを増しています。こうした現状を背景に、筑波大学人文社会国際比較研究機構(ICR)「記憶の継承と言語」研究プロジェクトでは、「被爆者証言の世界化ネットワーク」(「Network of Translators for the Globalization of the Testimonies of Atomic Bomb Survivors」。略称NET-GTAS(ねっと・じーたす))、横浜国立大学教育人間科学部高橋弘司研究室と連携し、アメリカ人平和教育家と被爆者のコラボレーションによる連続講演とワークショップを実施します。講演では、核兵器の悲惨さと世界の核兵器拡散の状況を詳しく報告することで、改めて、人類にとっての危機的状況に対する認識を深めていただきます。また、ワークショップでは、大学生、大学院生を中心とした若い世代に、より具体的に世界の状況を認識し、人類が進むべき方向について、深く掘りさげて考えていただきます。
講演及びワークショップの講師は、国連平和軍縮会議顧問の経歴も持つ、世界的に著名な平和活動家キャサリン・サリバン氏です。同氏の核兵器廃絶の取り組み実績は世界的に高く評価されています。2018年初頭に、同氏と被爆者の方がコラボレートした講演とワークショップを通して、特に若い世代に、人類の進むべき方向について具体的に、かつ、じっくりと考えてもらうことは、日本ひいては世界の将来の平和と安定に向けて極めて重要な活動となるものです。



プロジェクトについて

・プロジェクトタイトル︰「10年後、被爆体験を語る若者へ。米国の平和活動家が語りかける。」
・URL︰https://readyfor.jp/projects/13529
・目標金額︰300万円
・募集期間︰2017年8月9日(水)17時 〜 2017年10月10日(火)23時
※ALL or Nothing形式のため期間内に目標金額に達成しなかった場合は支援者に全額返金となります。
・使用プラットフォーム:寄附型クラウドファンディング「Readyfor Charity」
※本プロジェクトは寄附控除の対象となります。



筑波大学人文社会国際比較研究機構(ICR)「記憶の継承と言語」研究プロジェクトについて

本プロジェクトでは、広島・長崎の原爆被爆者による「被爆証言」を、言語学、歴史学、社会学、文学等の人文社会科学の様々な領域の研究者が領域横断的に連携して研究しています。「被爆記憶」が言語化されることで起こる記憶の明確化と変化、話者の「真実」と記録に残る「事実」との関係、聞き手の理解のあり方等の記述や、他言語への翻訳における諸課題の解決に取り組んでいます。この活動を通し、NET-GTASによる「被爆証言」を他言語に翻訳して世界的に発信する「被爆体験の世界化」活動の的確な社会発信を支える貢献をしたいと考えています。



READYFOR株式会社について

READYFOR株式会社は、「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」をミッションに日本初・国内最大のクラウドファンディングサービス「Readyfor」を運営しています。クラウドファンディングとは、インターネット上でやりたいことを発表し、それに共感した不特定多数の方から少額の資金を集める仕組みです。6,800件以上のプロジェクトを掲載し、30万人から46億円以上の資金を集め、国内最大のクラウドファンディングサービスとして、中学生から80代の方まで幅広い方々の夢への一歩をサポートしています。



本件に関するお問い合わせ

○寄附に関すること
筑波大学人文社会エリア支援室
担当者:栗原美千代


○研究に関すること
筑波大学人文社会系教授
担当者:沼田 善子

創基151年筑波大学開学50周年記念事業
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