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ひらめき☆ときめきサイエンスを実施 「ことばを美味しく研究しましょう―お料理サイトで言語学入門」



(講義)

8月10日,島田雅晴准教授(筑波大学・人文社会系)が実施責任者の「ことばを美味しく研究しましょう―お料理サイトで言語学入門」を開催しました。

ひらめき☆ときめきサイエンスは,科研費による研究成果を土台にして,広く小学生から高校生に向けて学術研究を紹介する取り組みです。本プログラムは中学生を対象にした言語学入門で,受講者は言語理論に基づいて英語や日本語を分析する体験をしました。特徴としては,分析する言語データが創作料理レシピを紹介するサイトにある変わった創作料理名だった点があげられます。このおなかがすく言語学講座には15名の中学生が参加しました。実施協力者には本学の教員だけでなく,他大学の教員,さらには大学院生や学群生も含まれ,終始和やかな雰囲気の中で行われました。

午前中は,島田准教授が日本語の創作料理名の中には英語の前置詞を含んだものがたくさんあることやそれを言語学的にどう分析するかについて講義をしました。午後は午前の講義内容を踏まえて,小野雄一准教授(筑波大学・人文社会系)がリーダーとなり,コンピュータールームで実習を行いました。創作レシピサイトにある創作料理名を当てるクイズでは,受講者はことばの仕組みの不思議さを実感したようでした。また,実際に自分で名づけをする実習では,受講者から多くの素晴らしい料理名が次から次へと出され,これには実施担当者や実施協力者も大変驚いていました。プログラム終了後には,実施責任者から受講生に一人ずつ修了証書の「未来博士号」が授与されました。





実習風景1

実習風景2

創基151年筑波大学開学50周年記念事業
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