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Tsukuba Global Science Week (TGSW) 2018を開催(2018年10月4日 追記)

9月20日から22日の3日間,つくば国際会議場において,Tsukuba Global Science Week2018 (TGSW2018)を開催しました。9回目となる今回は,世界33か国,162機関から273名の発表者と,実数で1,600名を超す来場者を迎え,海外の協定校やつくば研究学園都市に所在する研究機関との共同主催を含む43のセッションが行われました。
TGSW2018は," Driving Sustainable Development"をメインテーマに掲げ,シンポジウム全体を通して,貧困,飢餓,医療,教育の普及,気候変動,不平等,水の安全,エネルギーの確保,都市化,環境の保全,社会正義等について,さまざまな立場から議論が交わされました。
TGSW2018総会における基調講演は,始めにベン・シュナイダーマン博士(メリーランド大学教授)から「The new ABCs research: Achieving breakthrough collaborations」と題して,次にクンダビ・カディレサン氏(国連食糧農業機関事務局長補兼アジア・太平洋地域代表)から「Food and agriculture in a Changing world」と題してお話しいただきました。
TSGW2018では,つくば機能植物イノベーション研究センター主催による「T-PIRCシンポジウム:次世代食料システム開発による持続可能な未来に向けて」を始め,40を超える研究セッションが開催されました。また,市民を対象としたイベントとして「インドネシア週間」をBiViつくば等で併催し,多くの方にご参加いただきました。閉会式ではTGSWに結集した研究者コミュニティが持続可能な開発を推進する決意を「つくば宣言2018」として公表し,盛会のうちに幕を閉じました。
来年度は,TGSWに代わり筑波会議委員会が主催する筑波会議が,2019年10月2日~4日の3日間「Society 5.
0とSDGsを見据えた目指すべき社会の在り方とその実現に向けて取り組むべき課題」をメインテーマに,つくば国際会議場で開催予定です。



(ベン・シュナイダーマン博士による基調講演)


(クンダビ・カディレサン氏による基調講演)



以下、追記しました。(2018年10月4日)

サンタクルス病院,アリアンサ農園および筑波会議委員会は,筑波会議に対する協力について覚書を締結し,TGSW2018開催期間中の9月21日,つくば国際会議場において調印式が執り行われました。
サンタクルス病院は,1939年に創設されたブラジル初の日系医療機関で,2016年9月に本学と連携協定を締結しています。 また,サンタクルス病院の石川レナット理事長が所有するアリアンサ農園のコーヒー豆は,2016年10月より,本学と提携する株式会社サザコーヒーにより,「筑波大学アリアンサエステートコーヒー」として販売されています。
調印式には,筑波会議委員会委員長を務める本学の永田恭介学長とサンタクルス病院理事長・アリアンサ農園オーナー石川レナット氏のほか,本学およびサンタクルス病院関係者等が出席されました。
本調印式により,筑波会議への協力として,サンタクルス病院から寄附金,アリアンサ農園から筑波大学アリアンサエステートコーヒーを筑波会議委員会に対して提供いただくこととなりました。


(筑波会議への協力に係る調印式)

創基151年筑波大学開学50周年記念事業
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