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「マンガでトランスボーダーVOL.4 マンガであなたとつくばと世界をつなごう!」ワークショップを開催

9月21日から23日までの3日間、筑波大学トランスボーダー・マンガ・リサーチグループ(代表:吉原ゆかり人文社会系准教授)の主催で、「マンガでトランスボーダーVOL.4 マンガであなたとつくばと世界をつなごう!」ワークショップ(筑波大学社会貢献プロジェクト)を開催しました。本ワークショップは参加者と国内外のマンガ家が集い、つくば市の古民家の環境にインスパイアされたマンガを作成することを通して、グローバルとローカルを再発見することを目指すものです。

ワークショップには市内の中学生、大学生、市民を含む20名が参加し、筑波大卒のマンガ家木野陽先生、横井三歩先生、芸術系の山本美希助教、カナダ・ケベック出身のジュリアン・パレ-ソレル先生、台湾出身の阿油先生、ベネズエラ出身の本学留学生イサベル・ファッチーニさんを講師にグループに分かれてマンガ制作に取り組みました。

初日はつくば市北条の矢中の杜で行い、午前中は守り人さんのガイドで建物を見学しました。初めて訪れる参加者も多く、守り人さんの説明に熱心に聞き入り、カメラをあちこちに向けて資料写真を撮っていました。午後はグループ毎に集まって作品のプロットを作りました。講師と参加者が見学の中で印象に残ったことを話し合い、作品のストーリーをまとめていきました。

2日目は本学春日キャンパスのクリエイティブメディアラボでマンガの作画に取り組みました。マンガを描くのはこれが初めてだったり、これまでマンガ・イラストレーションを描いた経験があったり、参加者のバックグラウンドは様々でしたが、皆で役割を分担して作品を完成しました。参加者にとってはプロのマンガ家の創作現場を間近で見る機会でもありました。また、特別講演としてジュリアン先生がこれまでの創作活動や作品、影響を受けたマンガやアニメーション作品について紹介しました。

3日目はさくら民家園で各グループの作品をまとめて印刷した作品を製本しました。参加者は自分の作品を本にする過程を体験し、出来上がった作品集に歓喜の声をあげていました。午後はグループ毎に作品の意図や工夫した点を発表しました。

3日間でマンガを作り本にするというハードスケジュールでしたが、ワークショップを終えて参加者と講師が作品集を手にして皆充実した表情を浮かべていたことが印象的でした。


(作品集表紙(イラスト・デザイン:木野陽))