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NipCAプロジェクト「筑波大学 オンラインによる第一回新入生に贈る特別講演会」を開催

7月20日、筑波大学「日本財団中央アジア・日本人材育成プロジェクト」(NipCAプロジェクト)は、カリフォルニア大学サンディエゴ校から當作靖彦教授を講師にお招きし、「筑波大学 オンラインによる第一回新入生に贈る特別講演会」をZoom Meetingで開催しました。本講演は、グローバル・コモンズ機構、グローバルコミュニケーション教育センター、スーパーグローバル大学(SGU)事業推進室との共催、学生部と国際室の協力によって実現したものです。オンラインでの聴講者は155名に達したほか、コロナ対策をした会場からも多くの教職員が聴講しました。

「グローバル時代の国境を超えて働く人材の育成〜ポストコロナをたくましく生きていくために〜」と題したご講演の中で、當作教授は、グローバル化が進み、さらにコロナ禍の収束がまだ見えない現在において、人と人とのつながりや、どんなことがあっても挫けない柔軟性を持ち、好奇心を持って生涯学習することの重要性を強調されました。特に、これからの時代は、新しい知識が加速度的に陳腐化していくので、大学を卒業してからも絶えず学び続けること、自己管理能力・コミュニケーション能力・協働力・共感力・内省力を高めること、リスクを恐れず挑戦することなどの自律的な活動が、激動の未来への対応力を磨き(future-proof)、自身の複数分野での才能を開花させ(Multipotentialite)、予期せぬポジティブな結果を生み出す(Serendipity)ことにつながるという未来志向の生き方・働き方に言及されました。

質疑応答では新入生を中心に学生からの質問が止まず、予定時間の1時間を超過しましたが、當作教授は学生のひとつひとつの質問に最後まで熱心に答えてくださいました。講演時間は2時間15分にも及ぶ、前例のない講演会となりました。

日本とアメリカ・サンディエゴ市には時差が16時間あるため、現地時間の深夜にも関わらず、本学の学生・教職員のために渾身のご講演をしてくださった當作靖彦教授に改めて深く御礼と感謝を申し上げます。 この講演会は、学生のみならず、令和2年度SDセミナーとして教職員にも参加の機会が提供され、SD研修としては初めて海外からのライブ講演となりました。当日聴講できなかった学生・教職員のために、後日、この講演会の模様はオンデマンド配信します。

NipCAプロジェクトでは、本学の新入生にエールを送り続けるために、「オンラインによる第二回新入生に贈る特別講演会」の開催(秋学期)を予定しています。
創基151年筑波大学開学50周年記念事業
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