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研究不正行為(盗用)の認定並びに博士の学位及び課程修了の取消しについて

 本学大学院博士課程人間総合科学研究科の大学院生(当時)が提出した博士学位論文について、研究不正行為(盗用)の疑いが浮上し、調査の結果、盗用があったと認定しました。
 これを受け、本学教育研究評議会において、筑波大学学位規程に定める学位の取消しの要件に該当するか否かを審議した結果、「不正の方法により学位の授与を受けた事実が判明したとき」に該当すると判断されたため、博士の学位及び課程修了の取消しを決定しました。




学長コメント

 この度、本学が平成31年3月25日に授与した博士学位の取得に対し不正行為が判明したため、学位授与の取消し及び学位記を返還させるという事態が発生しました。学位を授与する高等教育機関として、このような問題が発生したことは極めて遺憾であります。
 本学といたしましては、この事実を受け、研究活動の公平性の確保の観点と学位を授与する大学としての社会的責任を重く受け止めるとともに、社会に対する説明責任を果たすべく、非常に残念ながらこのような厳正な措置を講じたものです。
 今後は、学生に対するきめ細かな教育指導を一層充実するとともに、研究倫理に関する教育の強化、複数教員による論文指導及び論文審査の外部委員の参画を徹底するなど、組織を挙げて再発防止に取り組んでまいります。



問い合わせ先

(学位関係)   教育推進部教育推進課 TEL :029-853-2204
(研究不正関係) 研究推進部研究企画課 TEL :029-853-2922
創基151年筑波大学開学50周年記念事業
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