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令和3年度大学図書館職員長期研修(第52回)を開催

本学が主催する令和3年度大学図書館職員長期研修を、7月5日(月)から7月16日(金)にかけて、オンライン形式で開催し、全国の国公私立大学等からの推薦に基づき選考された35名が受講しました。この研修は、昭和44(1969)年度に当時の文部省と図書館短期大学による共催で始まって以来毎年実施されています。昨年度は新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため中止としましたが、今年度は全日程をZoomによる開催として52回目を迎えました。なお、オンラインでの開催は今回が初めてです。

本研修は、全国の国公私立大学図書館等の中堅職員に対し、学術情報に関する最新の知識を教授するとともに、図書館経営・情報サービスの在り方について再教育を行い、職員の資質とマネジメント・企画等の能力の向上を図ることにより、大学図書館等の情報提供サービス体制を充実させることを目的としています。

初日には文部科学省研究振興局参事官(情報担当)付の三宅隆悟学術基盤整備室長を迎えて開講式を行いました。研修では、図書館情報学と関連分野の専門家・実務家のほか民間企業からも講師を招き、「大学図書館と研究支援」「紙資料の劣化と保存」「IIIFによるデジタルアーカイブの提供と利活用」「誰もが利用しやすい図書館を目指して ~障害のある学生・教職員への支援~」等、幅広いテーマでの講義が行われました。また、現状分析や企画立案の手法に比重を置いたワークショップを実施し、その応用として大学図書館を取り巻く環境や期待される役割等の変化に対応するための取り組みを企画・発表する班別討議を行いました。

企画発表の様子
(企画発表の様子)
創基151年筑波大学開学50周年記念事業
創基151年筑波大学開学50周年記念事業