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全日本版の国際的オンライン教育プラットフォーム 「Japan Virtual Campus(JV-Campus)」パイロット事業を3月10日より開始

国立大学法人筑波大学(学長:永田恭介、以下「筑波大学」)は、文部科学省スーパーグローバル大学創成支援事業(以下「SGU」)による大学の国際化促進フォーラム形成支援として「全日本版の国際的オンライン教育プラットフォームJapan Virtual Campus(JV-Campus)」を開発し、令和4年3月10日よりパイロット事業を開始します。


【事業の概要】

新型コロナウイルス感染症拡大の中、教育のオンライン化が世界的に一挙に進展している。情報化社会における学生のニーズの多様化、留学生及び研究者の流れも大きな変化がみられている。そうした中、今後も教育の価値を高めるため、ニューノーマルにおける我が国の高等教育の国際教育・交流の環境として、国際競争力のある教育をオンラインで国内外に開放できるプラットフォームを構築し、自大学で開講できない分野や内容の教育の提供・海外に対して日本の強みと魅力ある教育を提供し、国際競争力のあるハイブリット教育にもつながる環境の整備を行うものである。


【プラットフォームの特徴】

本プラットフォームでは、JV-Campusに参加する大学等が、① 各機関の戦略に応じて独自に運営しコンテンツを発信する「個別機関Box」と、② 受講側および提供側のニーズに基づき、複数機関が連携して戦略的にコンテンツを発信する「戦略的パッケージBox」の2つの事業を展開する。Moodleで構築されるフル機能Mooc/LMSサービスを提供することで、オンデマンド・ハイブリッド・リアルタイムといった様々な形式に対応し、国際的教育コンテンツを発信していく環境を整える。同時に、SGU事業・大学の国際化促進フォーラム(https://tgu.mext.go.jp/forum/)にて展開される、国内外の人材流動性の向上や国際的人材育成に資するコンテンツ(ヴァーチャルキャンパスツアー、語学・文化教育、就職ネットワーキング活動、国際活動に貢献する教職員育成など)を、大学間連携のもと戦略的に展開していく。


【今後の展開について】

本プラットフォーム事業のVisionは、「織物の経糸と横糸のように共に「知」を織り上げて手渡していく、学習者と教育者の新しい関係を作り上げる」ことにある。このVisionのもと、公共性・公益性を持って国内外の大学等教育機関、そして、企業との連携を進め、ニューノーマル時代の高等教育機関に相応しいコンテンツの創造を目指していく。将来的には、日本の高等教育の国際的玄関口として、日本の大学全体の国際的価値の向上、海外学生のインバウンド、国内学生のアウトバウンド、地方社会をリードする人材創成、リカレント教育、大学の経営強化への波及効果への貢献が期待される。



【JV-Campusウェブサイト】

https://www.jv-campus.org/


公開予定のサイト画面
(公開予定のサイト画面)


令和4年3月10日 個別機関Boxサービス(パイロット事業)スタート予定

【参加表明校(あいうえお順)】

宇都宮大学、大阪市立大学、大阪工業大学、岡山大学、お茶の水女子大学、鹿児島大学、金沢大学、関西学院大学、関西大学、近畿大学、国際基督教大学、埼玉大学、静岡大学、芝浦工業大学、尚絅学院大学、上智大学、信州大学、中央大学、千葉大学、筑波大学、東京医科歯科大学、東京外国語大学、東北大学、東洋大学、徳島大学、新潟大学、西九州大学、広島大学、放送大学、北海道大学、三重大学、立命館大学、琉球大学、国際交流基金、ICCインターナショナル・コミュニケーションズ・カウンシル

計35機関(※令和4年2月15日現在)



【本件に関する問い合わせ先】

◆JV-Campusに関すること
筑波大学国際局国際室(JV-Campus)
TEL:029-853-7457
E-mail: jv-campus#@#un.tsukuba.ac.jp
(#@#を「@」に置き換えてください)

◆取材・報道に関すること
筑波大学広報室報道担当
TEL: 029-853-2040
E-mail: kohositu#@#un.tsukuba.ac.jp
(#@#を「@」に置き換えてください)



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