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第10回 SEAMEO 筑波国際シンポジウムを開催

教育開発国際協⼒研究センター(CRICED)は、2022年(令和4年)2⽉10⽇~12⽇、SEAMEO筑波シンポジウムをNew Normal時代の教師教育を主題に、⽂部科学省後援のもとで実施しました。開会式では、永⽥学⻑がパンデミック下、ICT 対応、インクルージョンなど多岐に渡る対応を迫られる状況下に開かれる本シンポジウムの意義を述べ、共催者SEAMEOからEthel Agnes事務局⻑が本学教育開発国際協⼒研究センター(CRICED)を中⼼とする共同の意義を述べられました。SEAMEOプレジデントChan Chun Singシンガポール教育⼤⾂は、New Normal時代を⽣きる⼦どもが未来を⾒通すことを学ぶこと、学習を継続する⼒、教師がデジタル対応を含めたビジョンを蓄えることに応えることへの本会議の意義を述べられるとともに、20周年を迎えるCRICEDのSEAMEOへの傑出した貢献に感謝されました。続く基調講演では、人間系の藤⽥ 晃之 教授が⽇本の教育政策を⽴案してきた⽴場から⽇本の教育課程、ギガスクール、キャリヤ教育などの新政策を、シンガポール南洋⼯科⼤学Liu Woon Chia教育学部⻑が未来を担う教員養成をそれぞれ講演されました。


シンポジウムでは30件の講演がありました。世界60ヵ国より12,959名の参加登録者があり、YouTube上の視聴件数も40,496件、質問902件に上りました。閉会に際し、Ethel事務局⻑は、会議の成果に加えて、本学並びに⽂部科学省に対し、本会のさらなる発展を期待され、次の3点を要請されました:第⼀は、学術交流と同時に秀でた実践の交流への⼀層の展開。⽇本の教師と東南アジアの教師が秀でた実践を交流するプラットフォーム形成が必要であり、SEAMEO筑波シンポジウムは⽂部科学省と東南アジアの国々との New Normalに挑戦する教師教育の交流プラットフォームである。第⼆にパンデミック下、交流が容易でない中、⽂部科学省とSEAME との間で明瞭なロードマップを作ること、具体的には数学、理科、英語、テクノロジーなどの特定領域で東南アジアにおける研修への専⾨家派遣並びに専⾨家交流を組織的に深めることである。第三に学⽣交流である。海外教育実習として、現在筑波⼤学は東南アジアの3⼤学と交換実習を実施している。SEAMEOは、それを他⼤学に拡充し、さらに盛んになることを期待している。




開会式 (開会式:左上からシンガポール教育大臣、永田学長、Ethel事務局長、藤田教授、Liu教授、野村東南アジア事務所長(MC))


1⽇⽬の講演者
(1⽇⽬の講演者:学内から礒田センター長、朝倉助教、野村東南アジア事務所長)



2⽇⽬の講演者
(2⽇⽬の講演者:井田系長、野村東南アジア事務所長、川口准教授)



3⽇⽬の講演者
(3⽇⽬の講演者:学内から大庭JV-Campusプログラムリーダ、閉会式は礒田センター長、野村東南アジア事務所長)


創基151年筑波大学開学50周年記念事業
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