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ウクライナの平和回復を求める

ウクライナの平和回復を求める


筑波大学長 永田 恭介


 ロシア連邦がウクライナに軍事侵攻し、首都キエフを含む都市を攻撃・破壊し、多数の無辜の市民が死傷しています。また、原子力発電所や原子力研究施設を砲撃・制圧し、核兵器の使用すら仄めかしています。クリミアの併合に続く、力による現状変更は、国際法に明白に違反し、国際社会の平和と安全を脅かすものであって、決して許されるものではありません。

 筑波大学は、学術機関として、学問の自由、言論の自由をはじめとする自由の価値を至上のものと考えており、また世界中のあらゆる人々が、法の下に、平和のうちに自由に生きることを希っています。本学で学んだ人たちとその家族、および、将来、本学で学ぶことになるかもしれない若者や子どもたちとその家族には特別な想いがあります。

 筑波大学は、学問を愛し、自由を尊ぶ者であれば、これまで通りに学ぶ場、研究する場を保障し、国籍などの違いによってお互いを傷つけ合うことを許さず、トラブルや不利益に対しては、心のケアを含めて、適切に対応してまいります。

 筑波大学は、全世界の平和と自由を希求する人々とともに、ロシアに軍事侵攻を速やかに中止することを求めます。そして、ウクライナが一日も早く平和を取り戻し、人々が安心・安全に生活できるようになることを心から願っています。

創基151年筑波大学開学50周年記念事業
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