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2022年度つくばアクションプロジェクト公開シンポジウムを開催

12月9日に本学T-ACT推進室主催で、つくばアクションプロジェクト(T-ACT)公開シンポジウムをオンライン形式で開催し、本学学生7名、教職員28名、学外者26名の、計61名が参加しました。

T-ACTとは、学生の自主活動、社会貢献活動への自発的な立案・実施・参加を促進する、筑波大学独自の人間力育成支援事業です。

今年度の公開シンポジウムは「ウィズコロナ時代におけるT-ACT ― サードプレイスと学生支援 ―」というテーマのもと、ウィズコロナ時代の学生支援制度を検討する上で、学生の多様な興味を通して課外活動に参画できるというT-ACTの一側面として、サードプレイスとしての機能に積極的に目を向け議論が進められました。

太田 圭 副学長(学生担当)の挨拶後、第1部ではT-ACT推進室の杉江 征 副室長よりT-ACT制度の紹介がありました。次に、聖徳大学 田中 圭 氏から、「サードプレイスにおける浅い関係の実効」という講演題目で、サードプレイスが人々へ与えるポジティブな心理的影響についてご講演いただき、続いて、スターバックス筑波大学中央図書館店ストアマネージャー 杉渕 広美氏から、スターバックスの「人々の日常に潤いを与える」という基本理念をもつ企業の接客技術等をヒントとし、いかに人々の間に心温まる交流を生み出せるのかについてお話いただきました。そして最後に茨城NPOセンター・コモンズの横田 能洋氏から、" 市民が協力しあって社会を良くしていこう "という取組みである「えんがわハウスプロジェクト」の実例をご紹介いただきました。

第2部では、「『やってみたい』の舞台としてのサードプレイス」と題し、パネル・ディスカッションが行われました。第1部でご講演いただいた講師3名、本学学生及びT-ACT推進室員をパネリストとして、学生が仲間と共に活動を創る方法に目を向け、サードプレイスに着目したウィズコロナ時代の学生支援制度について幅広い討論が行われました。

本シンポジウムを通して、これまで教職員と学生という立場の垣根を越えた共創的コミュニティとして様々な対人関係を橋渡しする役割も果たしてきたT-ACTの、ウィズコロナ時代における学生支援のあり方について、考えを深めるきっかけとなりました。


創基151年筑波大学開学50周年記念事業
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