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IMAGINE THE FUTURE. Forum事業について


筑波大学は今年10月に開学50周年を迎えます。2022年には指定国立大学法人に指定され、"IMAGINE THE FUTURE."のスローガンのもと、新たな社会価値を生み出し未来を創造すべく、挑戦を続けています。

この度、大学が求められている使命を果たすための新たな挑戦として、筑波大学の有する研究力をベースとした総合知を我が国産業の成長に資することを目的とした、IMAGINE THE FUTURE. Forum ( 以下、ITF.F ) 事業を推進することになりましたので、お知らせいたします。



【背景】

"失われた30年"とも言われる状況からの脱却がままならない日本。GDPは世界3位ではあるものの、世界におけるポジションが低下していると言われています。(IMDの世界競争力ランキング 日本のランキング1989年~1992年1位、2022年34位に低下)この要因の一つとみられるのが、研究開発レベルからの新たな産業創出(イノベーション)の不足です。
筑波大学は新たな挑戦として、本学の特徴である学際性を発揮した総合的な研究力によって企業や社会の課題を解決し、社会実装にまで繋げていく、産学連携の画期的な拠点を設置することになりました。「ITF.F事業」は、本学と企業が共同で開発研究と実証実験を一気に行える施設を目指しています。このような施設の設置・運営は国立大学法人では初めての取り組みとなります。



【ITF.F事業の主たる特徴】

① 大学債発行によって調達した資金(200億円)等を活用し、ITF.F施設を筑波大学が建設

② ITF.F施設内に企業がB2A(Business to Academia)研究所を設置、ビジネス化まで視野に入れたニーズドリブン型(企業等のニーズを起点としてビジネス創出まで一気通貫)の開発研究を実施する (B2Aから2B まで 「B2A2B」の実施)*

③ ドローン等の実証実験が可能なPOCスペース(縦横100m×70m、高さ22m)を併設、実証実験が速やかに実施できるため、研究成果を創出する上での利便性を有する

④ 企業側のメリットとして、ITF.F施設に入居する事により大きな固定資産(研究所等)を所有する事なく、共同研究を通じて本学のリソースの活用が可能

⑤ 本学においても、企業とのニーズドリブン型開発研究によって研究力強化に繋がる



*「B2A」とは「Business to Academia」を略した造語であり、キャンパス内に企業が入り共同研究を推進することを指す。本事業においては、「B2A」をさらに進化させ、「B2A2B(Business to Academia to Business)」として、企業や社会の課題を筑波大学のリソースで解決するとともに、さらには、その事業化までを目指す。



【今後について】

つくば市が推進しているスーパーシティ構想とも連携を図り、つくば市の新たな発展に寄与することを目指します。また、2027年の竣工に向けてスタートする一方で、竣工まで待たずにLOI(参加意向表明書)提出企業10社を始めとして、様々な企業とニーズドリブン型開発研究を推進します。



【施設概要】

施設概要1
施設概要2
施設概要3
施設概要4
施設概要5
施設概要6

【本件に関する問い合わせ先】

◆IMAGINE THE FUTURE. Forum事業に関すること
 筑波大学事業開発推進室(特定ミッション担当)
 Tel: 029-853-2184,4418 E-mail: itf.f#@#un.tsukuba.ac.jp
 (#@#を「@」に置き換えてください)

◆取材・報道に関すること
 筑波大学広報局報道担当
 Tel: 029-853-2040 E-mail: kohositu#@#un.tsukuba.ac.jp
 (#@#を「@」に置き換えてください)

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