白川 英樹 名誉教授による記念講演会 ～創基151年筑波大学開学50周年記念～

筑波大学の開学50周年を祝う記念式典が9月30日、つくば国際会議場で開催されました。
引き続き開催されたノーベル化学賞受賞者である白川 英樹 本学名誉教授による記念講演会では、「私の研究とつくば～東京工業大学・ペンシルベニア大学・筑波大学」と題しご講演いただきました。

これまでの研究活動について、エピソードを交えながらわかりやすくご説明いただき、その後の質疑応答では、参加していた学生から科学の魅力、醍醐味について問われ、

「ある物質から別の物質へ変化する際、全く性質が変わる点に魅力を感じた。ただ、プラスチックの汎用性が大量消費を生み、結果として様々な弊害を生み出している点は反省すべきところで、今後の学問の課題である」

と答えられました。また、海外生活での思い出について問われると、

「英語では苦労したが、積極的に慣れるようにした。研究環境は快適で、人間関係も円滑だった」

とし、将来ある学生にエールを送られました。