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マハティール元首相 記念式典に駆けつける ~筑波大学開学50周年を祝う~

創基151年開学50周年記念式典

マレーシア首相として長く在任されたマハティール・ビン・モハメド博士が、創基151年筑波大学開学50周年の記念式典に出席、祝辞を述べました。
式典は9月30日、つくば市にある「つくば国際会議場」で開かれました。

筑波大学は現在、首都クアラルンプールにあるマラヤ大学内に、マレーシア海外分校を開設する予定で、2024年10月開校に向けて、準備を進めています。

マハティール元首相は、祝辞では次のように語りました。

「私が最初に日本を訪れたのは1961年。その時、日本人の勤労に対する考え方に感激した。献身的であり、品質に対する関与が素晴らしい。(マハティール政権時代の)"ルックイースト政策"が適用されて以来、マレーシアは、およそ26,000人が留学生を日本に送り、学んでいる。マレーシアの土地に日本の教育システムの拠点ができれば、より多くのマレーシア人、それに世界各国の人々が恩恵を受けることになる。成功するに違いないし、画期的なこととなる」

と述べ、筑波大学がマレーシア海外分校を開設することとした決断に謝意を述べるとともに、開校への大きな期待感を表明しました。また、

「私たちは同じ部屋(room)に生きている。世界は狭くなり、身近なものとなっている。今こそ、より良き友好関係を皆が築くべきである。」

と世界の現状と未来について、強調されていました。

マハティール元首相は現在98歳。第一期の政権時代(1981-2003年)に"ルックイースト政策"を掲げたこともあり、日本では最も知られている東南アジアの政治家の一人です。第二期政権時代(2018-2020年)には、日本政府側にマレーシアで日本の大学の分校を設置するように要請。その後、本学の永田学長とも会談しています。名誉博士号も筑波大学から授与されています。

式典に先立って、本学の永田恭介学長と懇談し、来年10月に開校予定となっている筑波大学マレーシア海外分校についても、話題に上りました。

創基151年開学50周年記念式典
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創基151年筑波大学開学50周年記念事業
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