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附属病院、専門チームDMATとDPATを派遣 茨城県の要請受け、能登半島現地へ
令和6年能登半島地震で、亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
この地震により被災された能登半島地域へ向けて、筑波大学附属病院では医療専門チームを派遣しました。これは茨城県の要請を受けたもので、1月6日(土)朝にDMATのチーム9名、夕方にはDPATチームの5名が附属病院から現地に向けて出発しました。
災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team=DMAT)は、大規模災害などに派遣される専門的な訓練を受けた医療チームです。県の災害拠点病院に指定されている筑波大学附属病院では、DMATを2チーム保有しています。
一方、災害派遣精神医療チーム(Disaster Psychiatric Assistance Team=DPAT)は、自然災害などの集団災害の後に被災地に入り、精神科医療および精神保健活動の支援を行う専門家チームです。今回、派遣されたチームには、茨城県立こころの医療センターからもメンバーが加わっています。
6日早朝に出発したDMATは、石川県七尾市にある能登総合病院の集合場所に向かい、3日間の予定で現地での支援活動を行いました。また、DPATに関しては、中長期的な支援も念頭にした継続的な活動を検討しています。
なおDMATは、機動性を確保する観点から移動時間を除き、活動期間は概ね48時間とされています。9日現在で現地での活動を終え、つくばに向けた帰途についています。