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茨城JRAT 能登半島の被災地へ ~初の県外派遣 会長の羽田康司教授が激励~

羽田康司教授が激励

能登半島地震への支援活動のため、茨城JRAT(茨城災害リハビリテーション支援協議会)の出発式が、2月1日、筑波記念病院(つくば市)で行われました。茨城JRAT会長を務める筑波大学附属病院リハビリテーション部部長の羽田 康司 教授(医学医療系リハビリテーション医学)が隊員への激励とビブスの付与を行いました。

JRATは東日本大震災をきっかけに発足したものです。大規模災害発生時に、高齢者や障害者などの要災害援護者の方などが、不慣れな避難所生活を通じて心身の機能低下が生じることを予防し、再び速やかに自立生活が再建できるよう、フェーズに合わせて避難所生活環境調整や集団訓練などのリハビリテーション支援を行うことを目的としています。 能登半島地震では、避難所での生活が長期化することが予測されるため、震災関連死、生活不活発病などの予防に、JRATへのニーズが高まっています。今回の茨城JRAT派遣は、石川県JRATからの要請を受けてのもので、茨城県外で支援活動をするのは、発足以来、初めてとなります。

茨城JRATの支援活動は、第1陣が2月6日から、第2陣は2月12日から、第3陣は2月14日から、医師や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが活動を行う予定で、第1陣は石川県穴水町の病院を拠点に3日間の活動を行います。

出発式で茨城JRAT会長の羽田教授は、「これから益々JRATの活動が重要性を増してきます。被災者の方々のニーズに応えられるようにしっかり活動して欲しい」と、隊員を激励しました。

そして、派遣隊員を代表して筑波記念病院の伊佐地隆副院長が、「身の引き締まる思い。日本のリハビリテーションがここまでしっかりやっているのだと示し、被災者のためにしっかり頑張っていきたい。被災者の方のために、少しでも力になりたい」と述べました。

茨城JRATは今後、筑波大学附属病院からも隊員を派遣する予定です。筑波大学では、DMAT、DPATに続き、今回のJRATも含め、様々な専門性をいかし、被災地への支援を行って参ります。

茨城JRAT 能登半島の被災地へ
茨城JRAT 能登半島の被災地へ
茨城JRAT 能登半島の被災地へ
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【プレスリリース資料】




創基151年筑波大学開学50周年記念事業
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