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2023年度つくばアクションプロジェクト公開シンポジウム

12月14日(木)につくばアクションプロジェクト(T-ACT)公開シンポジウム(筑波大学T-ACT推進室主催)をハイブリット形式で開催しました。

T-ACTとは、学生の自主活動、社会貢献活動への自発的な立案・実施・参加を促進する、筑波大学独自の人間力育成支援事業です。こういった学生の自主性・社会性を育てるための学生支援は、各大学で積極的に取り組まれ、各大学の強みを生かした形で体制化されています。

今年度の公開シンポジウムは「"やってみたい"が地域社会へつながる―T-ACTボランティアと地域課題―」というテーマのもと、自主的な学びを通じて社会へつながり、人間力を成長させる学生支援制度を検討する上で、学生の多様な興味を通して課外活動に参画できるというT-ACTの一側面として、地域社会への貢献活動としての役割に積極的に目を向け議論が進められました。ハイブリッドで開催された本シンポジウムには、本学の学生及び教職員、学外からの参加者を合わせて計110名にご参加いただきました。

シンポジウムは本間 三和子 副学長(学生担当)の挨拶で始まり、第1部ではT-ACT制度の紹介の後、人間系教授でありT-ACT推進室員でもある唐木 清志 先生から、「地域社会貢献活動としてのT-ACT ―教育的な意義について―」という講演題目でご講演いただき、続いて、つくば市 周辺市街地振興課課長 吉岡 誠生 氏からお話いただきました。そして最後に T-ACTを用いて活動をしている学生3名から実際の活動例をご紹介いただきました。第2部では、パネル・ディスカッションが行われ、第1部でご講演いただいた講師及び学生、そしてT-ACT推進室員が「地域課題の解決に向けたT-ACTのポテンシャル」と題し、T-ACTを通じた地域社会との関わりについて質疑や意見交換が積極的に行われ、活動の持続可能性や双方向的な連携等についても検討されました。

本シンポジウムでは、学生の自習性・社会性を育てるための取り組みであるT-ACTを通して、既に地域社会の課題に向けて取り組んでいる実例が紹介でき、地域社会及び地域住民の方々との情報共有及び交流の場を設けることができたと言えます。今後、T-ACTが学生と地域社会との交流の場となり、地域社会へつながって貢献できる機会となる可能性及びそのニーズについて検討されました。

第1部講演の際の会場様子①
(第1部講演の際の会場様子①)
本間副学長による開会のあいさつ
(本間副学長による開会のあいさつ)
第1部講演の際の会場様子②
(第1部講演の際の会場様子②)
第2部パネル・ディスカッションの様子
(第2部パネル・ディスカッションの様子)

創基151年筑波大学開学50周年記念事業
創基151年筑波大学開学50周年記念事業