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筑波大学と三井住友フィナンシャルグループによるDX特別対談セミナー開催

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(加藤和彦副学長の説明の様子)

6月30日、筑波大学と三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMFG)によるDX特別対談セミナーが開催されました。

本セミナーは、2024年8月に締結された本学とSMFGによる包括的連携協定を契機とし、全学的なDXを推進するための機運醸成を目的に、副学長等を対象として、情報マネジメント室(本年4月新設)の主催で企画したものです。SMFGは、2年連続でデジタルトランスフォーメーション銘柄に選定されるなど、金融業界におけるDXへの挑戦で高く評価されている企業です。このたび、そのSMFGから執行役専務・グループCDIO 磯和 啓雄 氏をお迎えし、永田学長との特別対談が実現しました。

セミナーの冒頭、加藤情報マネジメント担当副学長から、本学における事務業務の現状とDXビジョンを見据えて今後取組む事項について説明がありました。

次に、SMBCバリュークリエーション代表取締役社長・栗本 雄太 氏による、SMFGにおける変革の事例に関するご講演がありました。栗本社長は、トップダウンによる業務改革推進の経緯のほか、「0.5歩先の未来を切り開くのは自社の役職員」であるとして、社員が「イキイキと働く未来」の実現に向けた各種の取組みや「褒めること」の重要性などについて説明がありました。

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(栗本社長の説明の様子)

最後に、磯和専務と永田学長による「DX に向けたマインドセット」をテーマとした対談が行われました。磯和専務からは、外部人材登用のために銀行内でネクタイをやめた話や、従来の制度改革・意識改革など、変革に関する様々なエピソードの紹介がありました。それを受けて永田学長から、AI活用による業務変革の必要性や本学教員の「マネタイズ観点の重要性」について発言があり、活発な意見交換の場となりました。

質疑応答では、参加者からITリテラシー向上や意識変革の方法等について質問が相次ぎました。特に印象的なエピソードとして、SMFGで運用されている社内SNS(通称「みどり場」)への一つの投稿がきっかけで事務作業の困りごとが解消された事例が紹介されると、多くの参加者が強い興味関心を示しました。

最後に、永田学長からの

「今と同じことをやっていたら今と同じ。失敗してもいいから、チャレンジしないと変わらない。恐れずやったらいいんじゃないか」

という参加者への激励の言葉で、セミナーは締めくくられました。

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(対談の様子(左から栗本社長、磯和専務、永田学長))
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(対談後、磯和専務と永田学長が固く握手を交わした様子)