English

NEWS

筑波大学 ビジネス交流会 第4回「学長を囲む会」を開催- 海外展開と社会貢献の新たなステージへ

写真
(交流会の様子)

9月1日、マレーシア・クアラルンプールにて、筑波大学 ビジネス交流会 第4回「学長を囲む会」in マレーシアを開催しました。本学および2024年に開校したマレーシア校と現地日系企業・関係機関との親睦と連携強化を目的とした本会には、政府系機関、現地企業、東方政策留学生同窓会(ALEPS)、マレーシア元留日学生協会(JAGAM)など、総勢60名が参加しました。

筑波大学からは、永田 恭介 学長、加藤 光保 副学長・理事(教育担当)、千葉 親文 副学長(学生担当)、金保 安則 大学執行役員(事業・リレーション担当)に加え、マレーシア校 学際サイエンス・デザイン専門学群を率いる辻村 真貴 学群長らが出席しました。

会の冒頭では、永田学長より、筑波大学の最新の教育・研究活動、国際展開の取り組みが紹介されるとともに、大学の役割として特に「社会貢献」についての講演があり

「それは単なるボランティアではなく、大学が有する知的資源・人材・ネットワークといったリソースを活かして、社会課題に対して実践的に貢献すること」

と述べ、大学の公共的使命を強調しました。

写真
(学長講演)

続いて登壇した金保 安則 大学執行役員は、「学長を囲む会」の成り立ちとその目的を紹介しました。これまで国内で350を超える企業・団体と連携してきた実績に触れ、マレーシア校が海外展開の象徴的な存在であると語りました。また、産業界との協働による社会実装型プロジェクトの展望にも触れました。

写真
(金保大学執行役員講演)

辻村 真貴 学群長からは、マレーシア校におけるこの1年間の教育・運営の成果報告が行われました。課題解決型学習(PBL)を導入した教育の手応えや、学生たちの成長、地域社会との連携事例などが共有され、

「マレーシアは日本にとって極めて重要なパートナーであり、本学群では両国の未来を担うグローバル人材を本気で育成していく」

と力強く語られました。加えて、今後の教育・研究活動の充実に向け、現地企業の一層の支援と協力を呼びかけました。

写真
(学際サイエンス・デザイン専門学群長講演)

後半の交流会では、現地の企業関係者や関係機関との活発な意見交換が行われました。また、駐マレーシア日本国大使・四方 敬之 氏もご出席され、マレーシア校への寄附者紹介も行われるなど、大学と地域社会・産業界・卒業生組織とのつながりを深める機会となりました。

本会は、筑波大学にとってマレーシアにおける教育・研究・社会連携の三位一体展開の節目となる重要な機会でした。今後も本学は、世界各地国際的ネットワークと教育・研究の学際性を活かし、建学の理念である「固定化された社会の変革」へ向けて力強く推進して参ります。