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合同研究機関等説明会 開催報告

9月29日、つくば国際会議場にて博士後期課程学生を対象とした「合同研究機関等説明会」が開催されました。本説明会は、大学院生に対して国内の主要研究機関の活動内容や人材募集情報を直接紹介することを目的としており、大学共同利用機関法人や国立研究開発法人など、計17機関が出展しました。
本イベントは、筑波大学ヒューマンエンパワーメント推進局が主催し、JST-SPRINGのキャリア開発・育成コンテンツ費により運営されました。説明会は1クール45分×5回で構成され、各機関が研究内容や人材育成方針について紹介。参加学生は、各機関の担当者と直接対話することで、将来のキャリア形成に向けた理解を深める貴重な機会となりました。
出展ブースでは各機関の担当者が人材ニーズについて以下のようにコメントしました。(一部抜粋)
高エネルギー加速器研究機構(KEK)
加速器を有する施設は限られているため、加速器分野を専攻しているか否かは問わず、物理が好き、工学が好きという、研究者として挑戦的な課題に取り組む意欲のある方を求めています。
産業技術総合研究所(AIST)
高い専門性・研究能力を持ち、社会実装への意欲があり、自分の専門分野以外の研究者や総合職との連携力・コミュニケーション能力がある人材を求めています。
物質・材料研究機構(NIMS)
独立して研究課題を設定し、遂行していく力のある人材を求めます。組織の目標である、世界基準で日本の材料研究を牽引できる人材を幅広くとりたいと考えます。
会場には多くの博士課程学生や学士学生も集まり、各ブースで熱心に説明を聞く姿が見られました。事前に関心のある機関を調べてきた学生も多く、具体的な研究テーマやキャリアパスについて積極的に質問するなど、意欲的な参加が印象的でした。
学生の声
「対面の説明会に初めて参加しました。希望する機関の採用スケジュール全体を把握することができてよかったです。」
「普段はなかなか接点のない研究機関の方と直接話すことができて、研究の社会的意義やキャリアの選択肢について深く考えるきっかけになりました。」
「オンラインと違い、対面は他の就活生と情報交換ができ、質問しやすく、得たい情報を得ることができました。」



