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NEXUS Y-tecプログラムによるマレーシア工科大学との双方向交流を実施

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(筑波大学生とマレーシア工科大学生の交流会)

11月26日に、科学技術振興機構(JST)『日ASEAN科学技術・イノベーション協働連携事業 若手人材交流プログラム(NEXUS Y-tec)』によるマレーシア工科大学との双方向交流の活動報告会を実施しました。

本プログラムでは、筑波大学の大学生3名(生物学類、生物資源学類、地球学類からそれぞれ1名)をマレーシア工科大学クアラルンプールキャンパスに派遣(2025年8月3日~9月29日)すると共に、マレーシア工科大学の大学生6名を筑波大学に招へい(2025年7月13日~10月4日)しました。筑波大学とマレーシア工科大学の連携学位プログラムである国際連携持続環境科学専攻(博士前期課程)の前田 義昌 准教授(生命環境系)がプログラム全体のコーディネーションを担当し、同専攻に所属する両大学の教員が、参加学生の受入に全面的に協力することで双方向交流が実現しました。

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(マレーシア工科大学に派遣された筑波大学生)
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(筑波大学に招へいされたマレーシア工科大学生と出迎えた筑波大学生)

気候変動、水環境問題、災害、生態系・生物資源利用課題、食料不足、人口増加など、深刻化する地球規模課題に対し、持続環境科学の観点から専門的かつ俯瞰的な洞察力を持って問題解決に寄与することのできる人材を育成することは喫緊の課題です。本プログラムでは、筑波大学・マレーシア工科大学の大学2~3年生が、文化や言語の異なるマレーシア・日本にそれぞれ滞在して、研究室での研究活動を体験することで、地球規模課題の解決に必要な英語コミュニケーション能力、学際的な異文化交渉力、人的ネットワーク、リーダーシップを身に着け、持続環境科学に関する幅広い知識、問題理解・認識力、問題解決力、提言・実践力を磨く機会を提供することを目的としました。11月26日のオンライン活動報告会では、それぞれの学生が取り組んだ研究内容を英語で発表し、活発な質疑応答を行う事で、目的とした能力の涵養がしっかりと為されていることを示しました。

筑波大学からの派遣学生は、派遣期間中に開催されたTUAN in マレーシアにも参加し、マレーシア在住の本学同窓生、本学マレーシア校(UTMy)の学生・教職員、マレーシア工科大学に留学中の国際連携持続環境科学専攻の大学院生らとも交流を深めました。

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(本学マレーシア校(UTMy)を訪問した筑波大学生)

本プログラムにより、筑波大学とマレーシア工科大学の協力体制をより強固なものとすることができました。今後も活発な共同研究や人材交流を展開し、地球規模課題の解決に寄与できる国際的人材の育成に共同で取り組んでいきます。