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マレーシアの大学とGlobal Student Leadership Summit(GSLS)2026を開催
本学は、1月9日から11日にかけて、マラヤ大学との共催によりGlobal Student Leadership Summit(GSLS)2026を、つくば国際会議場と筑波キャンパスにて開催しました。本サミットは、マレーシア高等教育省(MOHE)が主導し、毎年、マレーシア国外でパートナー大学と共同で開催するもので、2023年度のインドネシア、2024年度のトルコに続き、今年度は日本(本学)で開催することになったものです。本会議は、「未来のグローバルリーダーの育成」をテーマとして掲げ、159名の学生(うちマレーシア国内の約20の国立大学からの学生87名、筑波大学71名、同志社大学1名)、教職員30名(うち筑波大学14名)が参加し、国際的な学術交流とリーダーシップ研修の場として大きな盛り上がりを見せました。 また、本サミットは、マレーシア側の協力を得て、本学の大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業の多文化共修の一環としても実施されました。
1日目の開会式では、駐日マレーシア大使館ZAINAL AZLAN MOHD NADZIR 公使からご挨拶を頂きました。続いて、ZAMRI RADZI マラヤ大学学生担当副学長、本学 永田 恭介 学長、山海 嘉之 教授が、基調講演を行い、参加者に向けて平和と持続可能のためのグローバル・パートナーシップや国際社会における若者の役割についての洞察が共有されました。永田学長は、「自らを一つの学問分野に閉じ込めてはならない」と学際的なアプローチを積極的に取り入れるよう学生を鼓舞し、その先にある「究極の目標」こそが重要だと強調されました。山海教授もまた、困難を乗り越えたご自身の経験をもとに、課題に直面したら、自ら道を切り開け。革新は孤立していては生まれないと強調し、学際的学修の重要性を再確認し、幅広い教養こそが現実世界の協働に備える最良の準備だと学生に呼びかけました。
2日目では、株式会社リバネスの上野 裕子 氏による博士人材の産業界での活躍をテーマとした基調講演が行われました。また、ワークショップでは、マレーシア高等教育省のHIRMAN AWANG氏が「マレーシアにおける学生のエンパワーメントに対する新しい視点」に関する講演を行いました。
1日目と2日目のパラレルセッションでは、気候変動、AI・先端技術、ヘルスケア、若者の市民参画、デジタル経済など7つのテーマごとに分かれて、マレーシアと本学の教員がペアでセッションチェアを務め、学生が自らの研究について発表しました。その後、セッションごとに、テーマに関連するトピックに関して、マレーシアと日本の学生による活発な議論が行われました。
さらに、マレーシア高等教育省によるリーダーシップ育成を目的としたワークショップや、懇親会(カルチャーナイト)も実施され、参加者が互いの文化的背景を理解しながら協働する機会が提供されました。特にカルチャーナイトでは、マレーシア側からは、マレーシアの華やかなダンスや歌の披露が、日本側からは邦楽部による琴・三味線の演奏、餅つきパフォーマンスが行われました。最後は参加者が肩を組んで踊り出すなど、熱気に包まれた場内では、マレーシア・日本両国の交流の輪が大きく広がりました。
閉会式では、優秀発表者の表彰に続き、主催者を代表し、ZAMRI RADZI マラヤ大学学生担当副学長が閉会の辞を述べ、本学の貢献への感謝と、この大会を記憶に残るものにした全ての学生・教職員への敬意を示す言葉で締めくくりました。続いて、加藤 光保 プロボストから、この大会の成功と参加学生及びマラヤ大学・本学を始めとする関係機関への謝意が述べられました。
GSLS2026 は、学術交流・リーダーシップ教育・異文化理解を総合的に結びつけた、学生中心の国際イベントとして大きな成果を収めました。参加した学生にとって、自身の成長を実感し、国際的なネットワークを築く貴重な経験となりました。筑波大学は今後も、世界の大学との連携を強化し、国際社会で活躍する次世代リーダーの育成に向けて積極的に取り組んでまいります。