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国立大学病院で初となるホスピタル・ファシリティドッグの導入を発表
病気と向き合うこどもたちの心のケアを目的としたホスピタル・ファシリティドッグ®(以下、ファシリティドッグ)の筑波大学附属病院への導入が正式に決定し、1月29日に記者会見とデモンストレーションを行いました。当日は、ご支援をいただく予定の関彰商事の関 正樹 代表取締役社長にも同席いただきました。
附属病院では、がんや重い病気と向き合うこどもたちが、治療・検査に伴う不安や痛みと日々向き合っています。医療スタッフだけでは十分に寄り添いきれない「心のケア」を補うため、専門的な訓練を受けた犬と専任ハンドラーが医療チームに加わる新たな医療支援体制の構築を目指してきました。
欧米では広く導入が進むファシリティドッグですが、日本国内では限られた小児専門医療機関のみで活動しており、この取り組みは国立大学病院として初の導入事例となります。
会見では、同日附属病院の小児科において行われた入院中の子供たちとファシリティドッグとの交流の様子をまとめた動画が速報として紹介された後、会見場にファシリティドッグが迎え入れられました。
愛嬌を振りまきながらも堂々とした様子のファシリティドッグを前に、平松 祐司 附属病院長より導入に向けた思いや、ファシリティドッグがもたらす心理的サポートの重要性について説明しました。
平松 祐司 副学長・理事:医療担当/附属病院長
「治療に立ち向かうこどもたちを、寄り添い励ますファシリティドッグの存在を信じ、筑波大学附属病院は国立大学で初めて導入を決意しました。言葉以上のぬくもりが、こどもたちに勇気を与えます。皆さまの温かいご支援をお願い申し上げます。」
続いて、当プロジェクトに多大なご支援をいただく関彰商事株式会社関 正樹 代表取締役社長より、支援に至った経緯やプロジェクトに対する思いなどが述べられました。
関彰商事株式会社 関 正樹 代表取締役社長
「当社は2028年に創立120周年を迎えるにあたり、その記念事業の一つとして本プロジェクトのスポンサーを務めさせていただきます。全社で理念を共有し、企業一丸となって取り組みを支えてまいります。こどもたちの力となる活動に貢献できるよう尽力してまいります。」
その後、ファシリティドッグによる3つのデモンストレーションが行われ、忠実にこなす様子に会場からも自然と拍手が起こるなど、和やかな雰囲気に包まれた記者会見となりました。
附属病院では、小児がんを中心としたこどもたちの心のケアを推進するとともに、将来的には一般病棟など、成人患者へのケア提供も視野に入れています。
大人へのケアまで想定したファシリティドッグ導入は非常に珍しく、全国に先駆けた新たな取り組みです。
治療と向き合うすべての患者さんが、少しでも安心して過ごせる時間を増やせるよう、引き続き医療の質向上に取り組んでまいります。
■導入スケジュールと支援のお願い
本プロジェクトは寄附による支援を受けながら準備を進め、2027年4月より特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズと協働で正式運用を開始する予定です。
ファシリティドッグは、導入後6年以上の長期的な活動を前提としており、初期費用に加え育成・運営の維持費が必要となります。活動の継続には、地域の皆さまの温かいご支援が欠かせません。
2026年3月4日には、クラウドファンディングによる寄附募集も開始予定です。
詳細は附属病院ファシリティドッグプロジェクトページにてご案内します。