筑波大学ギャラリーは,本学の歴史的資料や芸術作品等を展示し,「総合交流会館」と合せて,広く社会に向けた情報発信と,皆様との交流の場とするために整備された展示施設です。 このギャラリーには,朝永振一郎博士,白川英樹博士及び江崎玲於奈博士の本学関係ノーベル賞受賞者記念の展示,オリンピックで活躍した選手をはじめとする体育・スポーツの展示,主に東京キャンパスに位置し,歴史と伝統のある附属学校の展示,石井昭氏から寄贈された美術品を展示しています。
※ 施設内は,撮影禁止
開 館 日: 月曜日~金曜日
開館時間: 9:00~17:00(12:15~13:15を除く)
休館日:土曜日、日曜日、祝日、年末年始
・その他、臨時に休館となる場合があります
臨時休館日:2024年12月11日(水)終日、12月18日(水)終日、12月23日(月)~ 24日(火)終日
問 合 せ: 大学会館事務室(TEL.029-853-7959)
アクセス: 関東鉄道バス:筑波大学中央行き又は筑波大学循環バス「大学会館前 」下車
自家用車で来学の場合は、見学者専用駐車場をご利用ください。
(見学目的以外の駐車はご遠慮ください)
新型コロナウィルス感染拡大防止のため見学を予約制により実施して参りましたが、2023年11月1日(水)より予約不要とし、自由に見学いただけることにいたします。
なお、マイクロバス等でお越しになる団体様につきましては、駐車場手配の都合もありますので、下記方法により日時及び人数を二週間前までにお知らせください。
【連絡方法】 |
Eメール:somu-daigakukaikan#@#un.tsukuba.ac.jp ※「#@#」を「@」に置き換えてください。 |
筑波大学への誘い
筑波大学は,1973(昭和48)年10月,東京教育大学の移転を契機に「教育と研究の新しい仕組み」,「新しい大学自治」,「開かれた大学」を特色とする新しい構想に基づき,筑波研究学園都市の中核的機関としての役割も担って創設されました。
開学以来,大学改革の先導的役割を果たしてきた本学は,1872(明治5)年に発足した師範学校以来の伝統を受け継ぐ,我が国有数の歴史を誇る大学でもあります。
この展示室では,広く社会の皆様に本学の歴史と伝統に触れていただくことを目的として,その代表的な資料を常設展示しています。
朝永記念室 Tomonaga Memorial Room
朝永振一郎博士記念展示 Dr. Sin-itiro Tomonaga Memorial Exhibition
朝永振一郎博士は,明治39年(1906年)生まれの物理学者であり,筑波大学の前身である東京文理科大学と東京教育大学で,黎明期の素粒子物理学の研究に従事しました。戦中・戦後の困難な時代に,超多時間理論とくりこみ理論を建設して光と電子の相互作用を解明しました。昭和40年(1965年)にはこの功績によりノーベル物理学賞を受賞しています。
また,博士は,東京教育大学の学長並びに附属光学研究所長を務めました。朝永博士の指導下に育った研究者たちは物理学の研究を大きく発展させ,その系譜は筑波大学へと引き継がれています。
筑波大学朝永記念室
白川記念室 Shirakawa Memorial Room
白川英樹博士記念展示 Dr. Hideki Shirakawa Memorial Exhibition
白川英樹博士は,平成12年(2000年)に導電性高分子の発見と開発の業績により,ノーベル化学賞を受賞しました。
少年時代に身近な自然現象に興味を持ち,その中から高分子化学の研究を選んだ白川博士は,偶然見出した現象を世紀の大発見に結びつけました。まさにセレンディピティー的な能力を持ち合わせていたのでしょう。
江崎玲於奈博士記念展示
Dr. Leo Esaki Memorial Exhibition
江崎玲於奈博士は,昭和48年(1973年)トンネルダイオード発見の業績によりノーベル物理学賞を受賞しました。
日本で,そしてアメリカで,企業の研究者として,現代のエレクトロニクスの基礎を担う半導体物理学の新しい分野をきり拓きました。
平成4年(1992年)アメリカから帰国,6年にわたり筑波大学の学長を務め,新時代を担う新しい大学づくりに取り組みました。
秋野豊博士展示
Dr. Yutaka Akino Exhibition
秋野豊博士は,1998年(平成10年)にタジキスタンで国連政務官として平和維持活動中に凶弾に倒れました。東西冷戦終結後のユーラシア大陸をくまなく歩き,現実世界と学問との接点を見つめながら,同地域の安定に向けた政策提言を国内外に発信した国際政治学者でした。博士のスポーツマン精神に則った人柄や次世代教育に情熱を燃やした姿は,今もなお多くの若者を鼓舞し,影響を与え続けています。
附属学校展示
Laboratory Schools Exhibition
筑波大学には現在11校の附属学校があります。通常の小・中・高等学校から特別支援学校まであらゆる種類の附属学校があるのは全国でも筑波大学のみです。
それぞれの学校が日本の教育界でリーダーシップを取っており,その実績は広く知られているところです。
体育・スポーツ展示
P.E. and Sport Exhibition
筑波大学は前身校からの長い歴史の中で,数々のスポーツ選手を輩出してきました。
日本初のオリンピック出場選手,日本最多のメダル保持者や金メダリストを始めとする日本屈指のオリンピアンたち,また,筑波大学ならではの多岐にわたるスポーツにチャレンジしているアスリートたちの輝かしい軌跡を紹介します。
筑波大学アートコレクション -石井昭氏寄贈-
University of Tsukuba Art Collection -Gift of Mr. Akira Ishii-
筑波大学所蔵石井コレクション選集-画像クリックでpdfをご覧いただけます 筑波大学は,平成17年(2005年)に図書館流通センター会長石井昭氏から絵画・版画・陶磁器等,相当数の寄贈を受けました。
その一部を筑波大学アートコレクションにおいて常設展示し,教育研究に活用させていただいております。地域の皆様もぜひ創造と造形の美をお楽しみください。
筑波大学所蔵石井コレクション選集(こちらよりpdfをご覧いただけます。)