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大学案内

研究組織・センター等

先端研究センター群

世界から優秀な人材を引き付ける国際的な研究拠点となることを目標に,当該研究分野における研究を遂行します。また,全国共同研究施設は,大学の枠を超えて全国規模で人的交流,情報交換及び共同研究を行い,関係分野における全国の研究者等に研究拠点機能を提供します。

国際統合睡眠医科学研究機構 キャンパスマップGoogleMap版へ

文部科学省の「世界トップレベル研究拠点形成プログラム(WPI)」に平成24年度採択されて発足して以来、世界的に注目される研究成果を出し続け、今では文字通り国際的な睡眠研究機関と認知されるようになりました。令和4年度からは筑波大学の先端研究センターのひとつとして、またWPIアカデミー拠点として、現代神経科学に残された最大の謎である「睡眠と冬眠」のメカニズムを究明し、睡眠障害の病態解明と新規治療法の開発、人工冬眠の実現と応用を介して人類の健康と幸福のために貢献していきます。

国際統合睡眠医科学研究機構

計算科学研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ 
(全国共同研究施設)

科学の諸領域における超高速シミュレーション及び大規模データ解析等を中心とする研究,並びに超高速計算システム及び超高速ネットワーク技術の開発と情報技術の革新的な応用方法の研究を推進するとともに,これらの分野の研究に従事する研究者の利用に供するために,共同利用・共同研究施設として,平成16(2004)年4月に設置されました。本センターは,平成4(1992)年4月に設置された計算物理学研究センターを前身とし,素粒子宇宙分野と高性能計算システム分野に加えて,物質生命分野,地球生物環境分野,計算情報学分野を強化・新設したものです。

計算科学研究センター

生存ダイナミクス研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

生命領域における世界トップレベルの先端的学術研究,および新たな学際的学問分野の開拓を推進すると共に,国内外の大学・研究機関等を含む産官学の連携による教育研究交流を促進します。

生存ダイナミクス研究センター

つくば機能植物イノベーション研究センター(T-PIRC)
(全国共同研究施設)

T-PIRCは,産官学研究機関が集積するつくばの立地条件を生かして,従来にない産官学のもつ知の共有・集約による協働研究の発展,産業界が得意とする社会実装に向けたシームレスな研究開発ならびにベンチャー立ち上げのためのインキュベーション機能の充実を推進することで,高機能・高付加価値植物の開発,応用化と社会実装の加速化を目指しています。センターは1センター,4部門,1研究拠点を構成することで,研究力強化と社会実装推進を目指しています。

つくば機能植物イノベーション研究センター

下田臨海実験センター キャンパスマップGoogleMap版へ 
(全国共同研究施設)

伊豆半島の先端下田には周囲の地形や海流により多様な海洋生物が棲息しています。本センターではこうした豊富な生物環境を利用して海洋生物学および関連する分野の基礎研究及び応用研究を推進することにより,海洋生物の細胞機能,発生,多様性,行動,進化,生態,ならびに海洋環境,地球環境と生物の関わりを解明しています。また研究を行うための設備・体制を整備,管理するとともに,共同利用・共同研究や情報発信を推進することにより,学際的・総合的な海洋生物学研究と教育の発展に貢献しています。

下田臨海実験センター

プラズマ研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ 
(全国共同研究施設)

プラズマ物理学及びその応用,特に電位・電場によるプラズマ閉じ込めの向上並びにプラズマの高性能化に関する研究・教育及び機器改善・開発等を目的として,複合ミラー型プラズマ実験装置を基盤に,昭和54(1979)年に設置されました。ミラー装置の特長を活かし,核融合実用を目指す学術研究を行っています。

プラズマ研究センター

地中海・北アフリカ研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

地中海・北アフリカ地域におけるバイオサイエンス,材料・エネルギー・環境,人文社会科学及びマネジメント・イノベーション分野の地域特異性を考慮した総合的研究の推進により,地中海・北アフリカ圏の学術研究の高度化及び新たな研究分野の創出に寄与し,関連分野の人材育成を図ることとしています。

サイバニクス研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

サイバニクス(人・機械・情報系の融合複合領域)を駆使して,人間の身体機能を支援・増幅・拡張するイノベーティブな最先端人支援技術の研究開発とその社会実装を推進します。特に,我が国が直面する少子高齢社会への対策と医療・介護・健康関連の新産業創出を同時展開することで,基礎と実際の間でのイノベーション・スパイラルを形成し,文理融合型学際領域の発展に貢献します。また,グローバルに当該分野を先導するとともに,産官学連携による研究成果の事業化,社会実装を含めた「人と技術と社会が密接に連携した拠点形成」を行い,先端融合複合領域の創成と人材育成を通して,人や社会のための未来開拓を推進します。

サイバニクス研究センター

放射線・アイソトープ地球システム研究センター(全国共同研究施設)

放射性物質の長期的な環境影響の把握を目的として,アイソトープ総合センターと陸域環境研究センターを統合し平成24年12月1日に「アイソトープ環境動態研究センター」が設置されました。放射線安全管理部では,放射性物質,放射線施設,エックス線装置および核燃料物質の管理,放射線業務従事者への安全教育を,研究部(アイソトープ基盤研究部門,放射性物質環境移行部門,環境動態予測部門)では,放射性物質の測定技術の開発および環境中挙動の解析と予測を行う研究を行ってきました。その後国際連携データ解析部門が加わり福島をはじめとする陸域・海洋における放射性物質のデータアーカイブ事業を行っています。令和5年4月1日には「放射能・アイソトープ地球システム研究センター」に改組され,新たにアイソトープ宇宙地球化学部門,放射線影響医学部門,応用加速器部門が加わりました。アイソトープを用いた新たな研究の活性化,研究基盤の強化,安全教育の充実が可能になるとともに異分野横断的なデータ基盤を構築することで,国際的な放射能の環境動態に関する研究を先導することが期待されます。



・放射線安全管理部(旧:アイソトープ総合センター) キャンパスマップGoogleMap版へ
放射性同位元素等(国際規制物資を含む)及びエックス線発生装置の有効かつ安全に使用するための管理運用並びにこれらを用いた広領域学際研究が行われています。

放射線安全管理部(旧:アイソトープ総合センター)

・環境動態予測部門(旧:陸域環境研究センター) キャンパスマップGoogleMap版へ
地表面付近に起こる様々な自然現象を解明するため,大型流水実験施設を用いた地形形成プロセスに関する研究や,熱収支・水収支観測圃場での植生と大気との間の水,熱,CO2などの交換過程を実測しています。また,地球温暖化の植物への影響を明らかにするために温暖化実験温室を用いた植物の生長実験なども行い,植生と大気との間の相互作用を調べる研究と教育を行っています。

環境動態予測部門(旧:陸域環境研究センター)


・応用加速器部門

人工知能科学センター キャンパスマップGoogleMap版へ

人工知能(AI)に関する先進的研究と教育を推進する体制を構築することを目的として2017年4月に開設しました。本センターは筑波大学内の関連する各研究センターや研究プロジェクトの分野横断的な研究ネットワーク形成において,AI研究を仲立ちとするハブ機能を担います。特に,「人を支援するAI」の関わる分野を開拓し,サイバニクス研究センターや国際統合睡眠医科学研究機構,計算科学研究センター,未来社会工学開発研究センター,プレシジョン・メディスン開発研究センターなどとの連携によって,基盤技術から実用・産業展開までのスパイラル形成をはかり,未来の超スマート社会の実現や新たな価値創造への貢献を目指します。

人工知能科学センター

微生物サステイナビリティ研究センター

動植物の恒常性維持や地球規模の諸課題の解決のために,微生物の重要性が無視できないものとなっています。微生物サステイナビリティ研究センターは,地球上の全生命と深く関わる微生物に関する,基礎・応用研究の力を結集し,先端研究の推進と微生物の知の集約を行います。そして,微生物の理解・制御・利用を通して地球規模の課題を解決し,持続可能な社会の構築を推進します。国内外の研究者と学際融合研究を行うことで,微生物学を中心とした多面的な視野と国際性をもつ人材の教育にも貢献します。

ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター(全国共同研究施設)

本学の卓越した健康・スポーツ科学研究拠点を基盤とし,最先端の生命・認知脳科学及び先端スポーツテクノロジーを導入した次世代健康スポーツ科学を推進します。その成果に基づき、心・技・体を基盤とした人間の総合的身体活動能力を最大化する方策として,運動・栄養・休養(睡眠)プログラムやスポーツ技術・用具,並びにそれらを統合したトレーニング法を開発します。それらの成果を政策提言や社会体育,並びに人材育成を通して,アスリートのみならず広く社会へ還元することを目指します。

ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター

陽子線医学利用研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

平成12(2000)年4月,これまでに旧施設において陽子線治療で得られた約20年間の実績を継承し,附属病院に隣接した新施設として発足しました。新施設では,医療専用陽子線加速器と照射装置を装備し,より質の高い陽子線治療及び治療研究を目標としています。主に深部癌の治療法の確立と陽子線治療に関する物理・生物研究を行っています。

陽子線医学利用研究センター

西アジア文明研究センターmap

「西アジア文明研究センター」は、古代西アジアを基点として展開する文明史の解明に取り組み、人類文明の「古層」と「本質」を異なる学問分野の協働によって考究します。西アジアの歴史・文化・環境を研究する考古学、言語学、歴史学、地球科学、物質科学といった分野の実証研究に加え、西アジア地域の文化財の保護・保存活動や都市計画・復興計画などにかかわる文化財科学、都市計画学、人類学などが本センターの研究活動に係わります。本センターは、(1) 考古学研究部門、(2) 言語学・歴史学研究部門、(3) 地球科学研究部門、(4) 文化財科学・都市計画学研究部門の4つの研究部門により構成され、それぞれの分野が協働して海外研究調査、遺跡・歴史資料救済事業、研究と研究会、社会貢献・教育プログラム等を計画・実施しています。

西アジア文明研究センター

宇宙史研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

宇宙では,その開闢以来さまざまな出来事が起こりましたが,まだ解明すべき謎(宇宙史の暗黒部分)が多く存在しています。宇宙史研究センター(朝永センター)では,時空の発祥から物質の起源,宇宙の進化,生命の根源までの宇宙史を統括的に解明するため,宇宙,素粒子,原子核分野の5つの大型実験計画を理論との連携のもとで接続し,宇宙史の統一的解明に向けた先端研究と新学問分野開拓を推進します。センターの英語名に含まれるTomonagaは,現代物理学の基盤構築と筑波大学に貢献したノーベル賞物理学者朝永振一郎博士によっています。

宇宙史研究センター

エネルギー物質科学研究センター
: 総合研究棟B キャンパスマップGoogleMap版へ
: 共同研究棟D キャンパスマップGoogleMap版へ

持続可能な社会の構築に向け,高効率なエネルギー変換や物質変換およびエネルギー貯蔵,さらには再生可能エネルギーの高効率利用を可能にする革新的物質・デバイス・材料の開発に対する社会からの要請が近年特に高まってきています。エネルギー物質科学研究センターでは,エネルギーの高効率的利用,貯蔵,変換,制御に関わる新規物質や材料の創製のための基礎的および応用的研究の推進を目的として,平成29年10月に設置されました。

山岳科学センター キャンパスマップGoogleMap版へ

平成29(2017)年4月に,前身である筑波大学菅平高原実験センターと農林技術センター演習林部門を融合・拡充し,新しいセンターとして設置されました。山と森林の自然環境と人間の営みとの関係を地球圏,生物圏,人間圏の観点から総合的に探求する学問分野「山岳科学」を確立し,日本と世界の山岳科学研究を先導するとともに,産官学連携により,山岳・山間地域の環境保全,防減災そして経済活性化を実現し,安心安全で元気な地域社会創生に貢献します。菅平高原実験所,八ヶ岳演習林,井川演習林,筑波実験林の管理運営を行い,フィールド教育研究の場として提供していきます。

山岳科学センター

トランスボーダー医学研究センター

筑波大学トランスボーダー医学研究センターは,筑波大学医学医療系の研究の強みを最大限に発揮し,世界トップレベルの研究を生み出す共同研究拠点として設立するものです。世界規模での共同研究を推進するとともに,独立採算による遺伝子改変マウスの受託作製,シークエンス解析受託解析,プロテオーム受託解析,マクロサイクリックペプチドに関する共同研究を行います。また,研究センターからのベンチャー企業の設立を支援し,つくば臨床医学研究開発機構(T-CReDO) bench to bedsideを実践するセンターとして活動します。

トランスボーダー医学研究センター

生命科学動物資源センター キャンパスマップGoogleMap版へ

研究支援センター群

研究の基盤整備を行い,日々の研究が遅滞なく十分に行われるよう研究支援を行います。

研究基盤総合センター キャンパスマップGoogleMap版へ

学際研究の発展及び急速に変化する先端技術に機敏に対応し,総合的に研究を支援することを目的として,従来の加速器,低温,工作,分析,アイソトープの5センターを統合し2004年4月1日に設置されました。 2006年4月1日にアイソトープ部門が独立し,現在は,応用加速器,低温,分析及び工作の4部門が,静電加速器,低温発生機器、各種分析機器,各種工作機械など,高度で基盤的な科学研究設備を維持・管理し,また,これらの機器を適切に扱える技術職員を擁して,学内の共同利用機関として,理学,工学,生物学,医学,環境科学など広い分野に高度な研究向けサービスを提供しています。

研究基盤総合センター

学術情報メディアセンター キャンパスマップGoogleMap版へ

情報ネットワークシステム,全学計算機システム,統一認証システム,eラーニングシステム,メディア機器等管理の運用,並びにこれらの高度利用に関する研究開発を行うことによって,本学の教育研究を支援しています。eラーニングについては,教育クラウド室を設置し,学習管理システム,遠隔講義・自動収録システム,クラウド基盤並びにオープンコースウェアの運用・整備を行っています。

学術情報メディアセンター

教育等センター群

主に学生,職員に対する教育等及び特定の業務を行います。

グローバルコミュニケーション教育センター(CEGLOC) キャンパスマップGoogleMap版へ

質の高い言語教育,特にコミュニケーション力の基礎となる実践的な言語教育を推進・深化させることを目的に,外国語センターと留学生センターにおける日本語教育部門を対象に改組・統合し,共通科目「国語」の教育をより充実させるために業務として取込み,平成27年4月1日に設置されました。日本人学生及び留学生がともに外国語や日本語を学ぶためのより充実した環境を提供し,本学のグローバル化を推進するとともに,コミュニケーション力の基礎となる質の高い実践的な言語教育を提供します。

グローバルコミュニケーション教育センター

体育センター キャンパスマップGoogleMap版へ

学生の体育に関する教育課程及び課外教育活動,本学主催の体育事業並びに本学教職員のレクリエーション活動の実施指導を行うとともに,体育施設を広く社会に開放し,体育・スポーツ活動の普及振興に寄与することを目的に昭和48(1973)年10月に設置されました。 陸上競技場,体育館などの13の屋内施設,17の屋外体育施設の管理運営,地域社会のスポーツ振興に重要な役割を果たしています。

体育センター

アドミッションセンター キャンパスマップGoogleMap版へ

教育・研究の充実発展に寄与するため,新たな視点での入学者の選抜と,種々の選抜方法に関する調査研究,ならびに各種ガイダンスで大学の説明を行っています。

保健管理センター キャンパスマップGoogleMap版へ

学生及び教職員の健康の保持増進を図るとともに,センター学生相談室でカウンセリング,精神衛生相談を行っています。

保健管理センター

学術センター

人文社会国際比較研究機構

機構は,文明の衝突を超えてグローバル課題と格闘しうる人文社会科学の革新のために,人文社会科学研究の国際的発信力を強化し,大型国際共同研究を推進し,国際的研究リーダーにふさわしい人材を育成し,人文社会科学における「新しい研究拠点」を形成することによって,世界に貢献することを目的としています。日本の立ち位置を学問として確立し,人文社会科学の革新を行いながら,国家の枠を超えた発想と方法,トランスナショナルな比較法を開発します。機構は,国際比較日本研究部門,文明史研究部門,日本語・日本文化発信研究部門から構成されています。

国際科学イノベーション研究組織

高細精医療イノベーション研究コア キャンパスマップGoogleMap版へ

高細精医療イノベーション研究コアは,文部科学省の「地域資源等を活用した産学連携による国際科学イノベーション拠点整備事業」(平成24年度)により,筑波大学と慶應義塾大学が共同提案した「拠点名:高細精医療イノベーション拠点」として整備されました。 本研究コアでは,産学官が一つ屋根の下に集い,異分野・異組織融合体制で革新的医療研究開発に取り組む「場」として高細精医療イノベーション棟で地域資源等を柔軟に活用しつつ,持続的なイノベーションや産業・雇用の創出を図ることを目指しています。

高細精医療イノベーション研究コア

共同利用・共同研究組織

つくば臨床医学研究開発機構(T-CReDO) キャンパスマップGoogleMap版へ

筑波大学および筑波研究学園都市を中心とする研究機関の英知を結集し,医療技術に関する研究成果(シーズ)の育成と臨床開発等実用化に向けた支援,および臨床上有用な知見を得るために行う臨床試験の実施の支援を行います。また,医療技術の開発を目指す若手研究者の育成や,臨床研究に関わる研究者の生涯教育・研修を推進します。これらにより,革新的医薬品・医療機器の創出を加速し,国民の健康福祉に貢献するとともに,持続成長可能で国際的な臨床開発拠点の形成を目指します。

開発研究センター

プレシジョン・メディスン開発研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

プレシジョン・メディスン開発研究センターは,我が国初の1000ドルゲノム開発研究を目指したオミックス解析拠点です。同センターでは,最先端のゲノム解析システムや質量分析システムを用いて科学的証拠に基づいたがんや様々な病気の診断を行います。当センターでは予防・先制医療研究の機能を兼ね備えた人間ドック「つくば予防医学研究センター」とも連携し,国内外の最先端の研究機関と共同研究を推進しながら,個人に最適の治療や薬の選択につながる「プレシジョン・メディスン(個別化精密医療)」の基盤研究とその実現を目指します。

プレシジョン・メディスン開発研究センター

未来社会工学開発研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

未来社会工学開発研究センターは,地域未来の社会基盤づくりに向けて研究・社会実装を推進する本格的な産学官連携のオープンラボ拠点です。社会工学を核として,筑波大学の学際性と複数企業群による先進技術と自治体による実証実験の連動で地域の経済・社会課題解決への具体的な政策提言と社会実装を促進します。なかでも,人と社会と自然が共生する地域未来の社会像を見据えて,全ての人が地域差や個人差なく移動ができて,活き活きとした暮らしを実現する次世代自動車交通技術サービスを最重点研究します。また,研究拠点として,産々学々・広域連携を積極的に進めます。

未来社会工学開発研究センター

スポーツイノベーション開発研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

スポーツイノベーション開発研究センター(SIRC)は,筑波大学アスレチックデパートメント(AD)設置に伴い,学生アスリートのwell-being(健康・安心・満足度)がどう変化したか客観的かつ継続的に評価し,AD事業のさらなる推進と学生の教育的支援の充実を図るとともに,日本の大学スポーツを先導することを目指し実践的研究に取り組んでいます。またSIRCは,スポーツを通した地域・社会や大学の活性化について賛同が得られた大学(海外を含む),自治体,企業と連携し,さまざまなプログラム開発プロジェクトや共同研究を推進していきます。

スポーツイノベーション開発研究センター

ヘルスサービス開発研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

2017年7月1日に開所したヘルスサービス開発研究センターは,日本初のヘルスサービスリサーチ(HSR)に特化したセンターです。HSRとは,医療を一連のサービスとして捉え,「人に健康・幸福をもたらすサービスを,必要な人に,いかに効果的に届けるか」を研究し,その質の向上を図る学問です。国レベルや地域のデータ分析等を通して,実社会とともにサービス向上を目指します。特に,本センターでは,予防から介護福祉を含む広いサービスとその連続性を大切にし,社会に実装することを目指しています。

ヘルスサービス開発研究センター

テーラーメイドQOLプログラム開発研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

テーラーメイドQOLプログラム開発研究センターは,健康状態の改善と同時にQOL(Quality of Life)を維持・向上させる画期的なテーラーメイド・プログラムを国内外に発信することを目的としています。医療費削減は喫緊の課題となっており,国の方針も「冶療から予防・改善」といったコンセプトにシフトしています。人生の最後は長期間寝たきりになることが多いという現状から脱却し,QOLを向上させることにより健康寿命が延び,尊厳を持って元気に暮らせる社会を実現する必要があります。これにより,医療費の大輻な削減につながるだけでなく,高齢者のイメージを変え,社会における人的資本・知的資本の蓄積・活用を生み出すことが期待されます。

テーラーメイドQOLプログラム開発研究センター

働く人への心理支援開発研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

働く人への心理支援開発研究センターは,働く人への心理支援に関する研究と社会貢献の両面から,ワンストップでのサービス提供拠点を形成することを目的に設立されました。働く人および働く人を支える家族や組織,さらに働くことに関し,「人は,生涯,発達する」ことを理念とし,活動を推進しています。本センターの特徴は,生涯発達の多様な領域(学校から社会への移行~中年期~高齢者,妊産婦・出産・育児・介護等),多様な専門領域(家族・福祉,学校・教育,産業・社会等),多様な研究領域(心理臨床,社会行動,キャリア発達,メンタルヘルス,惨事ストレス,アディクション等)をカバーする開発研究体制,および社会貢献体制を整備していることです。社会ニーズに沿った実践的研究が促進され,働く人に対する高品質の心理支援サービスの提供が実現されることや,心理支援者の質的向上,および指導者養成に関する機能強化への寄与が期待されます。

働く人への心理支援開発研究センター

イノベイティブ計測技術開発研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

IoTやAIを活用した持続可能な社会の構築を目指して世界が急速に進展しており,それを支える計測評価技術は益々重要性が増しています。本センターは,光・電磁波,音波,電子・粒子線,ナノプローブ等を応用した評価手法を駆使し,機械学習,深層学習等の技術を適用して新たな計測評価技術の開発研究を推進します。応用分野は,半導体をはじめとするナノテクノロジ,機能デバイス等の材料科学分野と病理診断,創薬等の医学関連分野に大別されます。これらに不可欠な計測評価技術は我が国の産業の中核をなしており,その技術のさらなる進展は我が国の将来を担うものです。つくばの地域性を生かし,学内外の専門家が集結し,精度・質の高い革新的計測評価技術の開発研究を目指します。

イノベイティブ計測技術開発研究センター

革新的創薬開発研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

我が国では,少子超高齢社会が進みつつあり,生活習慣,老化などに起因するがん,循環器,運動器,精神神経,代謝,免疫などの慢性難治性疾患が増加し,疾病構造の変化が生じてきています。このような社会の中で,人生100年時代に向けて,全ての人々が,それぞれのライフステージで,生き生きと,健やかに,安心して生活できる社会の創生が望まれています。近年,再生医療,ゲノム医療,人工知能,ビッグデータの活用など,未来医療を支える技術革新に大きな関心と期待が寄せられています。本センターは,少子超高齢社会における医療ニーズに応え,シーズのさらなる発掘,育成から,これらを応用展開し,社会実装するための基礎研究と創薬・診断技術の開発研究を推進します。

革新的創薬開発研究センター

デジタルネイチャー開発研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

ユビキタスコンピューティングやIoT,サイバーフィジカルシステムなどの基盤となる計算機技術は,「新しい自然」と言えるような,「自然物と区別し難い人工物」を生成しつつあります。たとえば,音や光などの波動現象を計算機で制御する技術により,実物と見紛う映像(蝶など)を空中に浮遊させ,本物と区別がつかない物体(素材など)をプリンターから出力することができます。このように計算機技術が生み出した人工物と自然物との相互作用により再構築された環境を「デジタルネイチャー」と呼びます。「デジタルネイチャー」は,3Dプリンタなどを用いたデジタルファブリケーション手法やAR/VRなど,さまざまな手法により生成されます。この人工生成物は,自然環境との相互作用を経て再びデータ化され,再度自然に還流するフィードバックループによって進化していきます。
本センターは,そのようなフィードバックループの中にある情報メディア装置と人の共創環境について研究し,一連の「デジタルネイチャー」に纏わる研究を推進することにより,社会実装に向けた要素技術等の研究を深化させ,文化・芸術・スポーツとの学際的コラボレーションを通じて,メディア装置等とそれを活用したサービスの開発研究を行って行きます。

スマートウエルネスシティ政策開発研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

スマートウエルネスシティ政策開発研究センターは,健康長寿社会を実現できる都市の創生に資するため,超高齢社会に起因した諸課題に関する開発研究を推進し,その成果としての政策を社会に提言するとともに,これらを実現できる高度職業人の養成機能を確立することを目的としています。高齢者が安心・安全に暮らせるスマートウエルネスシティを創生するためのエビデンスの集積と政策化のためには,スポーツウエルネス学,医学,都市工学,AIなどの有機的な融合による大規模かつ学際的な実証実験を行うことが必要になっています。本センターは,スポーツウエルネス学領域で蓄積してきた健幸のためのスポーツの有用性と都市環境のあり方に関するエビデンスに加え,上記の学際研究領域や自治体,企業と連携した共同研究を推進して,政策提言や人材養成に貢献します。

スマートウエルネスシティ政策開発研究センター

健幸ライフスタイル開発研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

健幸ライフスタイル開発研究センターは、様々な理由で生活様式変容が求められている時代の中、次世代につなげる健康で幸せなライフスタイルの探求を目的に設立されました。基礎研究、応用研究、社会実装研究等を通して、科学的根拠に基づいた、より良いライフスタイルの創生を目指していきます。筑波大学の特徴である学際性や国際性を重視した、多分野の大学内外の研究者が集まる場に加え、共同研究を行う複数の企業同士、自治体同士が連携・協調するシステムを構築し、新しい価値創造に取り組みます。こうした取り組みの成果を多くの方に知っていただけるよう、定期的に社会に向けて発信していきます。

健幸ライフスタイル開発研究センター

ゼロCOエミッション機能性材料開発研究センター キャンパスマップGoogleMap版へ

現在、地球温暖化に伴い、温室効果ガスである二酸化炭素を排出しない脱炭素(カーボンニュートラル)が地球規模で求められています。水素は水から製造可能であり、水素を用いた燃料電池は、発電の際の化学反応において二酸化炭素を排出せずに水のみを生成物として産生するため、再生可能エネルギーの中心的なエネルギーキャリアとして注目されています。この様に、水素は、持続可能なゼロカーボン社会を担う重要な分子です。ゼロCO2エミッション機能性材料開発研究センターでは、水素の製造・貯蔵・輸送に関する基本的な重要技術と二酸化炭素をメタノールやギ酸などの化成品や燃料の原料となる有用な物質に転換するグリーンイノベーション基盤技術の開発研究を推進します。

ゼロCO2エミッション機能性材料開発研究センター

大学の競技スポーツを統括する組織

アスレチックデパートメント

アスレチックデパートメントは,大学の競技スポーツを統括する組織として設置され,学生アスリートの教育環境等の改善と高度化及び大学スポーツの振興に資する体制の形成を目的としています。 「学校において、『最高のスポーツプログラム』を構築すること」をVisionとして掲げ,大学スポーツの「健全化」と「最大化」に取り組むとともに,その成果を他大学や中学校・高等学校等への展開を目指しています。

リサーチユニット・リサーチグループ

リサーチユニット・リサーチグループ制度

リサーチユニット:部局の枠を超えた横断的かつ多様な学問領域の研究者群の組織化と情報発信を重点的に支援する制度として,「リサーチユニット認定制度」を実施しています。
リサーチグループ:比較的小規模な研究グループの可視化を推進するため,研究者群を登録・発信する仕組みとして,「リサーチグループ登録制度」を実施しています。

研究戦略イニシアティブ推進機構

研究戦略イニシアティブ推進機構

世界最高水準の拠点形成と新たな研究領域の開拓を通じ,国際的かつ多様なフィールドで活躍できる人材の育成と高度な学術的成果の持続的創出の促進を目的とする組織です。 同機構では,新たな学術研究分野を切り拓く教育研究組織へと発展させるべき研究拠点を「研究イニシアティブ」と位置付け,戦略的・重点的な支援を実施します。

その他

理療科教員養成施設 キャンパスマップGoogleMap版へ

本施設は文部科学省が指定した全国唯一の教員養成機関で,盲学校の理療担当教員の養成を行うとともに,理療に関する基礎的・臨床的研究を行っています。また,地域住民の健康管理と学生の臨床教育の場として理療臨床部(鍼灸マッサージの施術所)を併設しています。



心理・心身障害教育相談室(筑波キャンパス)

乳幼児,学齢時,青年,成人,高齢者などを対象に,心理,心身障害者に関する相談活動を行い,本人や家族の問題解決を援助するとともに,本学における実践心理学や心身障害学などの研究及び教育の発展に資するための臨床研究,教育研修の場を提供しています。



心理・発達教育相談室(東京キャンパス)

心理的・発達的な問題をかかえている幼児・児童・生徒または成人を対象とした教育相談室です。問題を克服するために本人や家族の問題解決を援助するとともに,本学における臨床的な心理学・特別支援教育等に関する研究・研修の場ともなっています。なお,附属学校に在籍する幼児児童生徒の教育相談には優先的に応じています。

創基151年筑波大学開学50周年記念事業
創基151年筑波大学開学50周年記念事業